青春をもういちど― SnowMan ― (ページ18)

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目黒家の朝② ページ18

ASide

『朝ご飯、どうしよ？…あ、マイフーのホットケーキミックスで、パンケーキにしちゃお！』

キッチンのカウンター越しから、大介と柚陽がボール遊びしているのを横目に、下準備をして、パンケーキ作りに取り掛かる。

『おいしくな〜れ、おいしくな〜れ♪』

美味しくなるおまじないを唱えながら、材料を混ぜ合わせていると、大介がキッチンにきた。

大介「ままぁ！だいしゅけも、おーちくなぁれぇしたいっ！」

『いいよ！重いからママと一緒にね？』

大きく頷いた大介を補助台に乗せて、泡立て器を持たせて、後ろからしっかりと手を添えて支える。

大介「おーちくなぁれぇ〜おーちくなぁれぇ♪」

『「もえもえきゅ〜んっ♡」』

だいちゃん、上手〜！と、頭を撫で撫ですると、うふふっと笑った大介。

『あ、そうだ！だいちゃん？これとこれなら、どっちがいい？』

大介「んと〜こちっ！だーしゅけ、ねこしゃんがいいー！」

クマと猫の型抜きを両手に持って見せると、大介は、少し悩みながら、猫の型抜きを指差した。

『康二も、一緒の猫ちゃんにする？』

大介「うんっ！ねこしゃん！だーしゅけといっしょ！」

『うん、そうしようね！』

大介「おしょろい、おしょろい♪」

謎のダンスを披露する大介が可愛すぎて、自然と頬が緩む。

もう、めっちゃ可愛い…♡

『そうだね〜パパは、どーしよ…』

大介「んっーと、パパとママ、はぁと？」

『え、ママまでハートなの！？…パパだけでいいんじゃない？』

大介「だぁめっ、パパとママもおしょろいなのっ！」

『えぇ〜、恥ずかしいなぁ…』

大介「パパねぇ、ママ、だーしゅきで、らぁぶだからぁ、にこにこだよーん♪」

『ふふふっ、だいちゃんは、よく知ってるね(笑)
お手伝いありがと〜もう大丈夫だから遊んで待っててね』

大介「やだっ！もっとおてちゅだいっ！おてちゅだい！」

えぇー、時間ないのに困ったなぁ…

あと、大介ができそうなことといえば…？

『あ！まだお手伝いあった！パパと康二、起こしてきてほしいな〜
できるかな？』

大介「だーしゅけできゆよ！ゆーちゃん、いこっ！」

ゆずひ「わんっ！わんっ！」

元気よく寝室に走っていく大介の後ろをトコトコと着いていく柚陽。

人数分のパンケーキを焼きつつ、トッピングの生クリームといちごを用意していると…

蓮「おはよ、A」

康二「おぁよぉさんっ！」

双子を抱っこして寝ぼけ眼な蓮とキスをした。