ep.08 ページ8
Aside
土曜日、目黒さんとご飯…。
ラ)Aちゃん顔赤いけど大丈夫？熱でもあるの？
「へ？いや、何でもないから///」
照)ラウール、サボってないでさっさとここのテーブルの上
片付けろ‼︎
ラ)はーい
照)Aちゃんはいつものオムライスでいい？
「お願いします♪照さんが作るオムライス、本当美味しいんですよね〜‼︎」
ラ)Aちゃん、言っとくけどここはBARだからね！
ご飯屋さんじゃないんだから‼︎
「隠れメニューなんだからいいじゃん！それに営業時間になったら私は帰るんだし！」
照)アハｯ、過保護な兄貴のせいだよな〜
「本当に過保護なんですよね…」
ここは照さんが経営しているBARでラウール君は
ここでアルバイトをしている。
お兄ちゃんが残業の日は、夜道が危険だからと言って
私にここで待つようにとお兄ちゃんからの圧。
ラ)でもなんでふっかさんはそんなにAちゃんの事過保護なの？
「えっ…あっ…それは…」
照)ラウールは分かってないな〜‼︎
Aちゃんが可愛くて仕方ないからに決まってんだろ！
ラ)それは当たり前だけどさ〜！そんな調子だとAちゃんに彼氏できた時、ふっかさん怒り狂っておかしくなるんじゃない？
照)その時はその時だろ？ねっ、Aちゃん‼︎
「…そうですね」
照)ほらラウール！表の掃除頼むな!
ラ)はーい
ﾊﾞﾀﾝｯ
箒と塵取りを持ってラウール君は渋々お店を出た
照)なんかごめんね！
「あっ全然‼︎ラウール君は知らない事ですから、気にしないで下さい！」
照)何かあったらいつでも来てくれていいから!
俺達はAちゃんの味方だからね！
「ありがとうございます！」ﾆｺｯ
照)そういえば何か良い事でもあったの？
「へ？」
照)いや、なんか楽しそうな顔してたから♪
「照さん、男性からご飯に一緒に行こうって誘うのって…その…好意があると思います？」
照)うーん、わざわざ興味のない女の子とご飯なんて
行かないと思うし…用事があるわけじゃないとしたら
好意はあるんじゃない？
「…そうなんだ///」
照)何？まさかAちゃん、デート？
「いやいや///多分向こうは私の事ただのお友達と思ってるだけだと思います…」
照)ふ〜ん♪
あんな素敵な人が私の事好きになるなんて…まさかね？
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作者名：ほまれ | 作成日時：2024年3月20日 16時
