わんことアイドル

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佐「めめ〜撫でてい？」


「うん、多分佐久間くんなら大丈夫でしょ」


佐「やったーー！バニラちゃーーん佐久間でーーす！」





ずいっと現れたこのヒト、人間？



あまりに目がきゅるきゅるで、ワンコが言うけどワンコみたい。


「バニラちゃーん」て言いながら指を鼻に伸ばしてきて、あんまり怖くもなかったのでぺろりと舐める



佐「うぉ！やばかわいー！！」



とワンコのヒトは大興奮して、指が顎下に移動した



ご主人がさくまくん、と呼ぶこの人の手が、というか指が、あら気持ちい。えへへ。





佐「あーー！みて、目ぇにこってしてる〜〜！！」


「んふ、バニラ気持ちいの？よかったね」




宮「大人しい子だね」

阿「ね、俺このくらいの小型犬って元気ありあまりすぎてるイメージあった」

岩「それも可愛いけどさ、こんぐらい落ち着いててくれたら癒される」

ラ「めめが最近忙しくて疲れてるって分かってるんじゃない？」

渡「めっちゃできる子じゃん」


「あ〜バニラめっちゃ賢いからなぁ、それあるかも。
疲れたーって言うと励ましてくれっから笑」


阿「え、そうなの？」


「ね？バニラ」

『わん！』


ラ「すごーーい！バニラちゃんと会話してんじゃん！」







ご主人の膝からチラッと見上げるととっても楽しそうで、わたしもリラックスしてきた




...........のとこまでは良かったんだけど







マネージャー「あ、目黒さん、アンケートの事なんですけど」


「はーい？」






また新しいヒトが入ってきて、それに応答してわたしを自分が座っていたソファに降ろしたご主人









..............え"っ









「バニラ、ちょっと待ってて？みんなに遊んでもらいな」







そう言って、ご主人は広い部屋の端の方でさっきのヒトと話に行ってしまって、










かく言うわたしは、









佐「バニラちゃんおいでっ！」

阿「めっちゃちっちゃいね〜」

深「照この位なら怖くないっしょ」

岩「いや俺小型犬はいける」

渡「うわ〜癒し」

ラ「バニラちゃんって名前やっぱめめのセンスいいよね〜」

宮「目黒らしいね」

向「この写真、後でめめにあげたろ〜！」






ご主人のお友達(多い ＋ デカい ＋ めっちゃ喋ってくる)にソファの周りを囲まれ







見渡す限り、顔、顔、顔............












『.........わぅ！！！！』






深「あっ」




「え？」

















バニラ、大脱走を決行！

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