わんことアイドル

わんこvsアラーム ページ6

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AM4:10



トテテテッとご主人が寝ている部屋に向かい、
ほんの少しだけ空いているドアの隙間から中へはいる



ご主人は少し口を開けてぐっすり。

相変わらず寝ててもお顔はよろしいみたい



昨日は日付を超えるギリギリにご主人は帰ってきた。


お風呂とか、ご飯...は食べてなかったけど、
諸々準備をしててご主人がベッドにはいる頃には時計の針は1を指していた




そして確か、今日ご主人が起きるのは4:30



「明日5時出....？よじでいっか、...いやよじはん....」

とほぼ寝ながらアラームをセットしていたから、


起こすのには今がちょうどいい時間なはず。




ポメらしい短い手足とベッドサイドを存分に使って
よいしょ、こらせ、なんとかご主人の顔の近くまで行く



これがわたしにとってはなんとも重労働だったりするが、アラームが作動するよりまだマシなのです


なにせ、このアラームというのが、わたしは非常に苦手




理由は2つ。



1つ、大きい音が急に鳴る。そう言うものだとわかっているが
ヒトより耳が利くわたしにとってはいつまでも慣れることが出来ず心臓に悪い


もう1つは、ぐっすり気持ちよさそうに寝ていたご主人が
コイツの音が鳴って顔を顰めて唸りながら目を覚ますのが、命を救われた身からして、非常に気分が悪い。




...わたしは意外と忠犬です。





だから最近はずっと



「......ん、......バニラ？」



アラームが鳴る前に、なんとかご主人を起こしている


顔をペチペチ踏んでみたり、舐めてみたり。

やはり疲れていらっしゃるので舐めることが多いけども。




おきて、おきて、




「んー.....おはよ、バニラ......いまなんじ」



AM4:23です

ご主人だいぶ寝られましたね、10分以上格闘させないでよ

なかなか起きなくていっそ踏んじゃおうかと思いました。



「ふぁ、、起きなきゃな。.....ありがとバニラ。」




よかったよかった。起きた起きた。




片手で顔を撫で回されて私もブンブンとしっぽを振る


最近のご主人はこうして起こしてあげるとわたしに顔を埋める



....口から「ぁ"〜〜〜」という声を漏らしながら。


働きすぎです



でもこの時間がわたしは平和ですき







ピピピッピピピッピピピピッッ！！



『！？！？！！？』


「っ！？



...あぁ、めざまし、、」






おい、平和な朝よ


ご主人、消し忘れてたら意味がない



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