この恋の攻略方法！2

ベリーグラマラス！ ページ20

『…ーい、………よ』



ん………？



『着いたよ』



パチッ



「…エッ！？！？！？」



目を開けると、すぐ近くに蓮くんの顔が。



「はっ…！もしかして私、寝てた！？」

『おぉ、大爆睡』

「せっかくのドライブになんて失態を…！」

『ヨダレたらしてた』

「うそ！？」

『うそ！笑』

「ちょっと！からかわないでよ！」



こんな貴重な機会に爆睡するなんて…

ありえない…



「ごめん…運転してくれたのに」

『いいよ、気にしなくて』

「昨日の夜、楽しみすぎて寝れなくて…」

『小学生の遠足かっ』



深澤「おー！A、ようやくお目覚めですか」

「今回ばかりは何も言い返せない…」

岩本「ふっかも寝てただろ」

「深澤くん、一旦ツラ貸しな^_^」

深澤「おい、照！言うなよ！」



駐車場からテントまで
荷物を持って移動する



『それ貸して』

「え、いいよ！蓮くんだって荷物あるし
これ本当に重いから、大丈夫！」

『重いなら尚更でしょ』

そう言って私のスーツケースを
持って運びだす

「ありがとう…」



くっそー！！！

今日も世界で1番蓮くんが好きだー！！！！！



向井「着いてさっそくやけど
お腹も空いたしお昼にしよか！」



“ここに入ってるもん、
全部食べ放題！飲み放題！やねん！”

と、康二がルンルンで冷蔵庫を開ける



渡辺「うおー！すげえ！
肉に海鮮、酒もあるじゃん！」

深澤「これ全部食っていいの！？」

向井「すごいやろ！？めちゃ豪華やろ！？」

岩本「テントもめっちゃ綺麗だな」

深澤「俺、グランピング初めてなんだよ！
超テンション上がるわぁ〜
康二マジでありがとう！」

向井「ちょっと歩くけど、近くに
天然温泉の大浴場もあんねん！
なんとサウナ付き！」



目を輝かせるみんなを見て
どや！と自慢げな康二



「わー！本当にすごいね」



後ろにいる翔太に話しかけて振り返る



『だな』



「あれ！？蓮くん！？
ごめん、翔太かと思って…」

『俺でした〜』



持ってくれていた荷物を置きながら
少しいたずらっぽく笑う蓮くん



ってか…！

今日、本当に1日蓮くんと過ごすんだ…

いまさら緊張してきちゃった！！！



渡辺「てかそもそも
グランピングってなに？」

深澤「…さぁ？なんかの略？」

｢私に聞かないでよ！｣

『俺も知らないけど…』

向井「どういう意味なんやろなぁ〜」

岩本「あのね、君たち…
グラマラスキャンピング、ね。
豪華なキャンプってこと」

「たしかに豪華だ…！」

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