お隣さんは最年長の妹さん？！ (ページ29)

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蓮side

ギュッ
「ふふっ」
蓮「あー、幸せ。」

本当は自分がDVを受けてる動画なんて他人に見せたくないはず。
Aの頑張りを絶対に無駄にしない。

そっと、抱きしめると控えめに、でも嬉しそうに微笑む彼女が愛おしい。

蓮「明後日、夕方に会見をする予定。その前にアイツのこと解決してくる。心配せず、ゆっくり休んで？ふっかさんが明日、朝迎え来てくれるって。そしたら、滝沢くんの別荘へ。会見まで会えないかもしれない。」

「わかった。無理しないで。」
蓮「うん、行ってきます。」
「行ってらっしゃい、あたしのためにありがとう」

ガラッ

Aの病室を出て、滝沢くんに電話。

蓮『滝沢くん、お疲れ様です。』
滝『おつかれ。Aさん体調大丈夫か？』
蓮『はい。今から、そちらに伺ってもいいですか？』
滝『もちろん。』

事務所へ戻り、滝沢くんのもとへ。

Aから借りた証拠を渡す。

滝「Aさんは強い人だよな。」
蓮「そうっすね。」
滝「警察に連絡入れて、これを見せよう。会議室のようなところを1ヶ所別のところに借りたから、そこにソイツを呼ぼう」
蓮「はい。」

そして、俺はAに教えてもらった番号にかけてアイツを呼び出す。

は『もしもし。』
蓮『狭山はやとさんですか？』
は『...お前、』
蓮『目黒蓮です。会って話しがしたいんですけど』