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蓮side
トントンっ
？「ふっかと目黒？」
辰「そうです。」
蓮「お話したいことがあります。」
？「うん、入って〜」
辰/蓮「失礼します。」
？「どした？」
蓮「滝沢くん。Aさんのことで、お話が」
滝「...うん。俺からも。目黒には悪いけど、Aさんのこと調べさせてもらったよ。」
蓮「え？」
滝「兄である、ふっかから許しは貰ってた。反対してる訳ではないよ。守りたい人がいる。その人が今は離婚調停中だってことはお前から聞いてたけど、どんな人かはもう少し詳しく知る権利があると思ったんだ。何かあった時にお前たちを守れないからね。」
蓮「はい。」
滝「それで話とは？旦那のことか？」
俺は、さっき起きたことを滝沢くんに伝えた。
それから、俺の事もバレてることも。
滝「...」
辰「滝沢くん。」
滝「わかった。俺と警察に任せて。Aさん達はふっかの家じゃなくて俺の所有する別荘でしばらく我慢してもらう。警備もつける。」
辰「いや、」
滝「ふっかの家に奴が来るのも時間の問題だろ。」
辰「...そうですね。」
蓮「...」
滝「目黒、」
蓮「あの。滝沢くんやふっかさん達が俺たちのことを考えて守ってくれようとしてくださって、凄く嬉しいです。でも...俺は、守られるだけじゃ嫌です。」
辰「おい、」
蓮「守るって決めたんです。Aと優真君を。」
蓮「口だけの男にはなりたくない。何もしないなんて無理です。絶対、無理はしません。」
滝「...わかった。」
辰「滝沢くん？！」
滝「何言っても無理だろ？絶対、無理はしないこと。目黒にも警備をつけるからな。」
蓮「はい、ありがとうございます。...ふっかさん。」
辰「ったく。わかったよ。」
滝「何か考えがあるのか？」
蓮「はい。」
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作者名：mia | 作成日時：2023年2月6日 7時
