キミがくれたもの。2 (ページ7)

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準備ページ7

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役では使ったことのある車椅子も、足を固定されることもやっぱり所詮"役"

実際自分の身に起こると不便すぎる。

骨折から数日。

仕事ははやちゃんが極力減らしてくれたり。
現場などでも付きっきりでサポートしてくれて。
共演者さんも心配してくれたり、助けてくれたり。
ドラマの現場には美桜も蓮くんもいて、蓮くんは主演でなかなかバタついてるものの、気にかけてくれて支えてくれたり。美桜はもはやマネージャーなの？ってくらい常に隣にいてくれる。

なんとなく慣れてきたとはいえ、
立ち上がることもトイレにいくことも、なにもかもがスムーズにできないことにイライラ。

なによりもお風呂が大変すぎる。

蓮くんに足の保護を手伝って貰ったり。

まだ藍良さんは見つかってないそう。

そんな中、私たちはお互い大阪へと行く準備中。
私はイベント。蓮くんはドームツアー。

私のベージュのキャリーケースと蓮くんの黒いキャリーケース
日用品の必要そうなトラベルグッズは自分のを準備しながら蓮くんのものも準備。

自分の方は詰めるものはだいたい詰めたし。
蓮くん帰ってきたら蓮くんの方は確認してもらう。

まあでも、大体日程で予想されてるけど。
大阪公演を見させてもらう予定。

ホテルはさすがに別々……の部屋笑
同じホテルではあるんだけど、今回私は妹と一緒に行くから。

足がこうなることは全くの想定外でしたが。

蓮「ただいま〜」

「おかえり蓮くん。」

蓮「え！荷物準備してくれたの？」

「うん。ほとんど同じもの入ってるだけだよ？着替えだけは蓮くん自分で選ぶと思ったから入れてない！」

蓮「うわーめっちゃ助かる。今日みんなで嘆いてたんだよね笑準備なんもしてねぇーって笑」

「そうなんだ笑」

蓮「明日新幹線何時？」

「お昼頃のだよ。」

蓮「そっか。じゃあ、そこは別々か」

「ふふっ。蓮くんは朝行ってリハーサルでしょ？」

蓮「うん」

「ちゃんと見に行くから頑張ってね？」

蓮「あれ、今回勇斗さんと？」

「あ、今回はりぃと！はやちゃんは夜には大阪にいる予定って言ってた」

蓮「そっか、あれ、りりは誰のファンなんだっけ？」

「妹は阿部さんとラウールくんだよ笑」

蓮「阿部ちゃんとラウって組み合わせ珍しい」

「ね笑」

そんな話をしながらお互いの最終準備をして眠りについた。