深澤先輩！（紫）

44話 ページ44

　
　
琴葉「は〜〜やっと学校終わった〜〜！今日Aはタピオカだったよね？美味しかったかまた教えて〜！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

あ、そうだった。深澤先輩の出来事が強すぎて忘れるところだった……危ない、危ない。
せっかくのタピオカ、楽しまないと！！タピオカ！いっぱい飲む！！
照先輩から連絡………と思いスマホを出すと


今終わったから迎えにいくね。


律儀な人だなー。最近照先輩の優しさにとことん甘えてしまっている気がする……



　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


岩本「Aちゃん。お待たせ」



「照先輩！お迎え、ありがとうございます」



岩本「どういたしまして。じゃ、行こうか」



「はい！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

気持ちをタピオカに切り替え、照先輩と下駄箱に向かう。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

岩本「今日行くところも最近人気があるんだって。少し並ぶかもしれないなー」



「そうなんですね！全然平気です！」



岩本「ふは。2人で話してるとあっという間だもんね？」



「はい！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

危ない、危ない。照先輩のあのイケメンスマイルでのぞき込まないでほしい……
まだ耐性がついてない私は驚きとドキドキで、急に激しく動き出した心臓をおさめようとバレないよう必死に深呼吸を繰り返した。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

岩本「靴履けた？1人で履ける？」



「んな！できます！！私のこと赤ちゃんだと思ってます……？？」



岩本「んー、可愛さはあながち間違ってないよね、赤ちゃんみたいに可愛い」



「へ？！」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

もうだめだ、最近よく出る小悪魔照先輩……しかし、はてさて今のは喜んでいいのか馬鹿にされてるのか、もうわかんなくなってきた。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

岩本「ふは、百面相(笑)」



「もうやめてください！(笑)」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

照先輩のからかいにどうやって反撃してやろうかと、反撃の機会をうかがっていると、

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