招待 ページ27
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【今暇？】
【うん。】
あの日から目黒くんは毎日のように、連絡をくれる。
数日連絡を返せないこともあるが、botの如く必ずご機嫌伺いをしてくるようになった。
【飯食った？】
【元気？】
いい歳して、人の胸の中で大泣きした手前最初は気まずいなぁなんて思っていたが、それを忘れさせるほどの気遣いに正直助けられた。
あの日彼が言った友達という関係は思う以上に心地よく、
恥ずかしい姿を見せたからか今は前より気兼ねなく話せるようになった。
私が返信を送ってすぐ来る着信。
ちらっと相手を確認して、すぐ電話を取る。
「もしもし。」
『お疲れ』
「お疲れ様。」
直接話すときよりも低く聞こえる声はいつも穏やかだ。
しばらく世間話をした後『あ、そうだ』と彼が切り出したのは、グランピングへのお誘い。
『メンバーの康二とラウールと今度グランピング行くんだけど、来ない？』
「…は？その面子になんで私？」
『いや、せっかくなら人数多いほうが楽しいじゃん。Aも友達誘ってもいいからさ』
「…行ったことないから迷惑かけるかもだし」
『いいんじゃない？迷惑かけても。それも思い出になるじゃん。』
「…友達誘ってみる。その子が一緒に行くなら…行く。」
『了解』
電話の奥で聞こえる優しい笑い声と了承の言葉。
『どうするか決めたら、また連絡頂戴。』
「うん。…じゃあね。」
『うん。おやすみ』
電話を切った後、すぐにりっちゃんに連絡する。
すぐに来た電話で今までのことを全て話した。
時より鼻をすすりながら、否定も肯定もせずただ静かに聞いてくれた。
「…それで、グランピングに誘われてて、りっちゃんが行ってくれるなら行きたいと思ってる。」
〔…Aが行きたいなら、どこでも着いていくよ〕
「…ありがとう。りっちゃん。」
りっちゃんとの電話終わりに、目黒くんに返事を送る。
【グランピング、行きたい。】
【楽しみだな。】
すぐに来た返答は、シンプルなものだった。
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のん(プロフ) - とても面白い小説ではまってしまいました。主人公の気持ちがとても切なく、共感できる素敵な主人公だなと思います。どんな結果でも幸せになってほしい！これからも応援してます。 (3月15日 16時) (
レス) id: d13a90d6ad (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。思いあってるのにすれ違ってる2人も、彼女のことを考えてくれる目黒くんも、立場を考えると切なくなります。深澤担ですが主人公がしっかりとしてるのに、段階を踏んで目黒くんの優しさに触れていく過程が素敵でした。続き楽しみにしてます。 (3月15日 4時) (レス) @page38 id: 3a34fd6c9d (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます！続きがとても楽しみです！ (3月13日 22時) (レス) @page38 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お豆腐屋さん | 作成日時：2024年3月3日 21時
